AL FIOREのトップキュベ『Rosso』 は、畑の師匠としても敬愛する農家さんの大野さんが育てたメルローで造ったワインです。2018 年は雨がほとんど降らない過去一番天候に恵まれた年。ボトリングした後3年間の経過観察の上、リリース。今飲んでも十分だが、向こう5年かけてポテンシャルを発揮。
ワイナリーコメント
Rossoは、私たちの畑の師匠としても敬愛する農家の大野さんが、畑の仕立てからこだわりをもって育てていらっしゃるメルローだけで仕込んでいます。2018年は、2015年から2020年までを振り返っても、雨がほとんど降らない過去一番天候に恵まれた年でした。この年から除葉、摘房を大野さんから引き継ぎ、私たち自身で栽培管理を行なっています。ぶどうの力を信じ、除梗をした後は、出来るだけ手を加えず、そのポテンシャルを最大限に引き出すため必要最低限の管理だけを行いました。大地の香り、雨露に濡れて潤う草花、山を駆ける生き物たち。なめらかな舌触りから、まるでいのちの物語があるかのような口の中でふくらむ味わい、しっかりした飲み心地と立体的な酸味、そして長く続く余韻。飲んだ後に優しさを感じることができるのは、大野さんの人柄とぶどうに対する真摯な思いがあるからこそだと思っています。
2018年10月27日に収穫。95%を除梗し、5%だけ梗を入れ、ぶどうの自重のみでできた液体を優しく回しかけ、30日間のスキンコンタクト。プレスし、アンフォラに50%、ステンレスに50%を入れて6ヶ月熟成。ステンレスタンクに合わせて4ヶ月寝かせた後、ボトリング。3年間の経過観察の上、今回リリースに至りましたが、まだ不安定要素もあり、今が最大のパフォーマンスではありません。今飲んでも十分にそのポテンシャルを感じることはできますが、向こう5年かけてこのワインの真価が問われると思います。
Fattoria AL FIORE
Fattoria AL FIOREは、蔵王山脈の麓、宮城県川崎町に位置するワイナリーです。
「AL FIORE」は、代表の目黒さんが2002年仙台市内に開いたイタリアンレストランの名前で「一輪の花」を意味します。「AL FIORE」という言葉には、みなさんを魅了する一輪の花が、やがてタネをこぼし、いつかお花畑のように、多くの人々の幸せへと広がるようにという願いが込められています。

その年に出会うぶどうを信じて、できるだけ自然のまま、ありのままに造る。それが目黒さん達のワイン造りの姿勢です。 年間約30種類弱のワインをリリースするFattoria AL FIOREは、人を本当に幸せにする「美味しさ」とは、ぶどうに対する想いや、毎日の手作業の丁寧さから生まれるとの考えでワイン造りをされています。

詳細情報
- 醸造家
- Hirotaka Meguro
- Wine
- Rosso 2018 / ロッソ
- Type
- Red(赤)
- Vintage
- 2018
- Grapes
- Merlot 100%
- Alcohol
- 14%
- Grapes grower
- Masatoshi Ohno
- Area
- Takahata, Yamagata
- Technical
- Wild yeast, No sulphites, Additive free, Unfiltered
- Label Design
- ito design studio Paper 潮紙