薄旨。スルスルといろいろな料理と飲みたくて。やさしい果実香と葡萄皮由来のボタニカル香があって、酸は程よく芯を造っています。旨みは充分に引き出されているかと思います。余韻もしっかり楽しめる。冷たく飲んでも、少し温度が上がってきても◎
ワイナリーコメント
2020年産はスチューベンの「⽢い⾹り」とユルウマ感のコシを形成するために「マスカットベリーA」と「メルロー」を加え、このワインのコンセプトである、「⽇常」を表現しました。⽇常に寄り添うワイン。あらゆるシーンで使える⽇本のブドウとしての「アジアンテイスト」のワイン。トップの柔らかなブドウ⾹から中庸に伸びる「旨」、⼼地よい余韻を呼ぶために仕込みには時間をかけました。低温のもとで⾃然発酵させるコールドマセラシオンを40⽇以上かける事により、果⽪からの旨味、程よいタンニンの抽出も促され、「⾹り⾼い」プラス「旨味」の味わいに仕上がりました。そして発酵終了後も無亜硫酸塩にてタンク保存し、タンク内⾃然乳酸発酵により酸化を防ぐとともに、味わいのまろみの変化もさせました。その後瓶詰めしましたが、今、瓶内で再度瓶内M L Fが起きており、少し開栓時には「シャワッ」てしています(M L Fにより、上部液⾯に浮遊物が⽣じる場合もありますが⼈体には無害です)。⾚ワインというカテゴリーのワインですが基本は冷やしてスルリといけるワインを⽬指しています。多種の料理に合わせやすい多様性のあるスルリ⾚ワインになっていますので、初めての⽅もよく飲まれている⽅も楽しめる『S O I F=ソワフ(喉の渇きを癒す)』なワインとして感じてもらえると思います。
Yellow Magic Winery
YellowMagicWineryは2019年にデラウェアの聖地、山形県南陽市赤湯に設立されたワイナリーです。
代表の岩谷さんは「滋賀ヒトミワイナリー」そして「大阪島之内フジマル醸造」での醸造経験を経て、自身の集大成として、この地を選びました。 独学でにごりワインや日本に既にあるぶどう品種を使うなど、醸造方法を探り、独自の進化を遂げてきた岩谷さんは、早くからデラウエアのオレンジワインを造りはじめた先駆者の1人です。近年では全てのぶどうを山形県産に切り替えワイン造りをされています。

YellowMagicWineryとは日本語で「黄色魔術醸造所」。アジア、そして日本人の感性に響く、この地に生まれてよかったと感じられる「日本ワイン」をコンセプトとされています。 また、岩谷さんはワイン名などからもわかるように無類の音楽好きで、事務所にシーケンサーがあったり、収穫時にテクノをかけたりすることも。 長年の経験から成る醸造スタイルは若手醸造家に影響を与え続けています。

詳細情報
- 醸造家
- YELLOW MAGIC WINERY
- Wine
- ORDINARY ROUGE 2020
- Type
- Red(赤)
- Vintage
- 2020
- Grapes
- Steuben,Muscat Bailey A,Merlot
- Alcohol
- 11%
- Grapes grower
- -
- Area
- Yamagata
- Technical
- SO2 Free,Wild Yeast