味わいは優しい酸を主体にレモン、ハチミツ、ミントとスパイスのきいた香り、口に含むと柔らかい酸が口ぜんたいをやさしく包み込みます。複雑性があり、様々な変化をお口の中でお楽しみいただけると思います。できるだけ冷やしてお飲みいただければより一層お料理とお楽しみいただけるかと思います。
ワイナリーコメント
このワイン、「En Este Cabo crecen Buenos menbrillos (以下menbrillos)」は山形県のN氏によって栽培された、白用醸造用品種100%で造っています。N氏はお父様の代から役30年間、醸造用品種のみで葡萄を生産されており、畑は山形県山形市から30分ほど南に車を走らせた場所にあります。
土質は花崗岩、変成岩がベースとなり、水はけがよくやせ型の土質で、葡萄にとっては、低栄養素の過酷な状況で根を伸ばし、そのため鍛え抜かれた、素晴らしい品質の葡萄を宿します。
また、畑は南向きの急こう配の斜面になっており太陽の光がしっかり、葉の隅々まで降り注がれる地形になっております。
「ヨーロッパに負けない日本でしかできない醸造用葡萄を目指す事」をテーマに、しっかりした収量制限と、ぶどうにあった樹冠での管理、また光合成をしっかり行えるようにビニール被覆をせず、路地、x字仕立て、短梢一文字仕立てと木の樹勢にあわせた、管理、緻密な新梢整理にて無駄なく葡萄達がしっかり太陽光線エお浴びて育つように栽培をされております。
また収穫に関しましても、しっかり完熟させるため、房全体でなく、畑のすべての房の状態をチェックし、人間の決めるタイミングではなく、焦らず最良の時期で収穫します。
農薬に関しましては、有機、自然という概念はなく、一部化学農薬を使用されていますが、散布回数は極端に少なく、農薬はポイントのみの使用で、長年の経験を活かし、葡萄の気持ちによりそった、丁寧な栽培を心掛けておられます。
今年、2019は雨の影響もあってとても難しい年になりましたが、熟練の技術により糖度20度Ph3.5と昨年よりやや控えめながらバランスの良い葡萄に仕上がっておりました。
國津果實酒醸造所
國津果實酒醸造所は、フランスやスペインでぶどう作りから醸造までを学んだ中子具紀さんと、エチケットのデザインなどを手がける奥さんの野々花さんが2018年に設立したワイナリーです。
三重県名張市で廃校になった小学校を改修し、醸造を行う國津果實酒醸造所のテーマは「葡萄農家」。生産者の名前をワインに名づけるほど生産者を尊重する中子夫妻は、農家さんが大切に育ててきたぶどうや畑を表現できるようにと、ワイン造りに向き合われています。
「葡萄8割人2割」という強い信念のもと、醸造の全工程をぶどうの力に寄り添い造られるワインは、ぶどうそのものの力強さやクリーンさがあり、豊かでありながら心地良く身体を潤してくれます。
詳細情報
- 醸造家
- 國津果實酒醸造所
- Wine
- En este cabo crecen buenos membrillos 2019
- Type
- White(白)
- Vintage
- 2019
- Grapes
- Chardonnay
- Alcohol
- 11.3%
- Grapes grower
- N氏
- Area
- Yamagata
- Technical
-
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