デラウェアの醸しのポテンシャルの高さを教えてくれるワイン。ピンクグレープフルーツのような心地良い酸味の中に、ピーチティーのようなほんのりとした甘さ、ほろ苦さを感じられる。白ワインや赤ワインとも異なる低アルコールワイン。
ワイナリーコメント
特徴山形県産のデラウェアを購入して造ったワイン。ブドウはデラ空洞と同じものを使用。
開放型の木桶発酵槽(VAT)と一部開放型のステンレスタンクにて除梗破砕無しの全房セミマセラシオンカルボニック仕込み。
野生酵母で発酵が始まるのを待つ。仕込み始めてから5日程でアルコール発酵が始まりピジャージュに切り替え、優しめの抽出を心掛ける。
発酵最終盤まで醸し、仕込み始めてから約1ヶ月後に空圧式のメンブレンプレス機にて搾汁。プレス後は500Lのフードル(大樽)にて熟成(新樽)。
4〜5ヶ月の樽熟成後滓引きして瓶詰め。仕込みから瓶詰まで一切の亜硫酸は添加をしておらず、無濾過、無清澄。
デラ空洞はヌーヴォーながら厚みと豊かな果実味を感じられるワインであったが、このワインはデラウェアの醸しのポテンシャルの高さを教えてくれる存在となった。
ピンクグレープフルーツのような心地良い酸味の中に、ピーチティーのようなほんのりとした甘さ、ほろ苦さを感じられる。フードルを使用することで新樽のニュアンスをあまり出さず、僅かな樽香がより複雑味を持たせる。白ワインや赤ワインとも異なる低アルコールワイン。
LES VINS VIVANTS
アニメ的なイラストのエチケットで知る人も多いLES VINS VIVANTSは、長野県東御市で荻野夫妻が営んでいるワイナリーです。
荻野夫妻はフランスで多くのナチュールワインと醸造家たちに出会い、その考えに感銘を受け、目の前にあるワインが全てを語ることを知り、日本のヴァンナチュール造りを目指して2019年にLES VINS VIVANTSを設立しました。
荻野さんたちのワイン造りは、ぶどう本来の力を引き出した栽培方法の確立と、そのポテンシャルを隠さない醸造が特徴です。

身体にじんわり染み込んでいくような柔らかさを持ったもの。ハイテンションになるというよりも口角が少しだけ上がるような、そっと寄り添うワインを造りたいという思いでワイン造りをされています。

詳細情報
- 醸造家
- LES VINS VIVANTS
- Wine
- デラ2021
- Type
- Red(赤)
- Vintage
- 2021
- Grapes
-
Delaware100%(山形県産)
- Alcohol
- 9.5%
- Grapes grower
- -
- Area
- Yamagata
- Technical
- SO2 Free, Wild Yeast